ムチその5 ~ムチの理由~
ムチの理由は最初、集会できちんと聞いていなかったこと、集会後に騒いだことでした。
しかし、小学生になるころには、男の子特有のやんちゃ、悪戯に母が怒ってムチをするということが多くなってきました。
さらに、母親の怒りのやつあたりとしか思えないムチも増えてきました。
例えば、小学生のときは外で遊ぶというのが基本でした。
私はいつも妹と遊びに行ってましたが、弟はまだ赤ちゃんで眠っていました。
外に行くときにドアを開けて閉めるのですが、音を出さないようにするのが小学生の腕力では困難でした。
市営住宅の鉄の扉は重たかったからです。
それでガチャンとなって、弟が目を覚まし泣くと
「待ちなさい」と怒って叫ぶ声が聞こえ、
「起きたじゃないのどうしてくれるの」とガミガミどなられ、
「お尻出しなさい」と何十回もたたかれ、その後、正座2時間というかんじでした。
とはいえ、小学生1,2年のときは、学校の先生から保護者面談で
「いちからしつけをやり治した方がいいですよ」と言われたこともあってか、ムチより、蹴る、殴る、叩く、押し飛ばす、正座といった古典的な体罰が増えてきました。
今思えば、子供が思い通りにならないことへの苛立ちをダイレクトにぶつけてきたのだと思います。
父は「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」と言ってましたが母は「一日中一緒にいたらイライラするのよ。私の気持ちがあなたには分からないのよ。」と実際に言ってました。
ときには、怒り狂った母による数十分におよぶムチというのもありました。そのときは、おしっこがでそうになったといい、中断させて、母の怒りをさめさせていました。
体罰の賛否は色々と意見が分かれるところですが、体罰を受けた身としてはお勧めできません。
なぜなら、体罰を与えた人へ恨みが残るからです。
母へのムチされたことに対するうらみはいまだに消えません。
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