ムチの話

2010年11月23日 (火)

ムチその13 ~ムチはトラウマになったか?~

途中に違う話を交えつつ13話まで続いたムチの話もこれで最後です。

ムチがトラウマになったと、一部の方は騒いでいますが、私自身に関して言えば、全くトラウマにはなっていません。

トラウマになったことと言えば、大学時代の勉強と、今の仕事です。

どちらも、未だに夢で私を苦しめます。

勉強について言えば、気がつけば明日が試験で全く勉強していないがどうしよう?

という場面の夢を良く見て、汗だらけで目が覚めたことがよくありました。

今でもたまに夢にでてきます。まだ、試験のトラウマが完全には消えていないのでしょう。

仕事についても、慣れてないころは、顧客や上司に追い詰められる場面の夢でうなされて、汗だらけで目が覚めたことがよくありました。

もちろん、今でもたまに仕事の夢でうなされることはあります。仕事は現在進行中のストレスなのでしょう。

そういうわけで、いい大人になって、ムチがトラウマになっていると言う人は多分、

学校の勉強であれ、資格試験であれ、精神を消耗して全力で打ち込んだものがないんだろうと思います。

また、精神を消耗する責任ある仕事にも就いてないのだろうなと思います。

ムチより大変なことが世の中にはたくさんあるのです。

2010年11月20日 (土)

ムチその12 ~ムチは効果があるか?~

ムチシリーズは思ったより長くなってしまいました(^-^;

昔の事ながら、強烈過ぎて記憶に残っているということでしょう。

さて、ムチは子供をエホバの証人として育てるという意味で効果があったのでしょうか?

結論は短期的には効果があったものの、長期的には効果がないどころかマイナスになるというものです。

バブルがはじけたときに行われた公共工事と同じですね。

まぁ実際、ムチの世代のほとんどの2世は離れています。

小さい子供にムチをすると、すさまじい、恐怖心に駆られて、親の言うことを聞きます。

それを見て、さすがエホバのムチね♪とか口々に親の方々言ってました。

実際にはエホバの力ではなく、親の暴力の効果があったわけです。

しかし、いつまでも親の暴力が子供に勝るわけではありません。

高校生にもなると子供の方が強くなります。

そしてエホバの証人としてのレールから離れて行きます。

ムチのない時代では小学生の段階から、集会に行かなくなります。

違いは、ちょっと離れる時期が遅くなることです。これが短期的な効果です。

長期的には、やりたくないことを暴力によって強制されることが心に大きな負担を与えるというマイナスがあります。

それがエホバの証人はなんてひどい宗教なんだという結論に至るため、長期的にはマイナスとなるでしょう。

2010年11月19日 (金)

ムチその11 ~ムチは連鎖するか?~

虐待は連鎖すると言いますが、ムチは連鎖するのでしょうか。

身近な事例から判断すると、組織に忠実なエホバの証人であればあるほど連鎖しやすいというのが結論です。

まぁ統計をとったわけではなく、私の感覚による判断です。

統計をとれるほど、エホバの証人同士の子供はいないですし。

2世の女の子で、気骨のある子は高校生くらいで離れてます。

そして、色気ムンムン撒き散らして、20台前半で結婚、出産しています。

彼女らに聞いてみると、「ムチなんてひどいことはできない」と言います。

そして、叱ったり、たまに叩いたりすることがあっても、頻繁に体罰はしないそうです。

子供も言えばわかると。

まぁ、これが普通の常識ある人の感情だと思います。

一方、まっとうなエホバの証人夫婦に聞くと、

「ムチがあるから、今の自分がある。だからムチをするんだ」

と言って、まだ2,3歳の子にムチをしていました。

確か歩けるようになったらお尻にムチできるとか言ってました。

集会後にその子を抱っこして遊んであげることがあるのですが、

うっかり、ムチ部屋に近づくと、猛烈に怖がり、泣き、逃げたがります。

悪いことをしたからムチされるのではなく、その部屋に連れて行かれたからムチされると思っているのでしょう。

完全にトラウマになっています。

5,6年前の話ですが、何てかわいそうなんだと密かに思いました。

今でもムチって残ってるんでしょうか。会衆に小さな子がいないから分かりません。

いずれにせよ、自分に子供ができたとき、ムチが連鎖しないようにしようと思います。

2010年11月15日 (月)

ムチその10 ~ムチは虐待か?~

ムチは虐待か?と言われると間違いなくそうでしょう。

なぜなら一方的な暴力だからです。

ある長老の兄弟は、ルールがあってそれに反したときにムチされるわけだから、

国の刑罰と同じで虐待ではないと言っていました。

とはいえ、ルールを作る人、運用する人、ルール違反か判断する人が一緒なので、国家に

例えると独裁国家でしょう。

ムチは北朝鮮のやり方と一緒だから虐待ではないと言うほどの違和感があります。

せめて、日本と同様、民主的で3権分立にしてくれないとだめでしょう。

もちろん、法治主義なので、ムチをする人もルールを破ればムチをされるということになります。

子供が親にもムチできる仕組みにすることで、虐待ではないと言えるでしょう。

2010年11月11日 (木)

ムチその9 ~ムチのルール~

「ムチで泣いたらムチ追加」

そういうルールがある日、制定されました。

ムチで泣くのは、悔しいという反抗の精神の表れとだからという理由でした。

小さな子供が泣くのは、単に痛いからです。転んで怪我して泣くのと同じ理由です。

ムチされた後、泣き喚く子供を見て、親は、長老に相談しました。

長老の答えが、冒頭のルールの追加でした。

振り返ってみると、子育てしたことないくせに、よくそんなこと言えるな(#゚Д゚)ゴルァ!!

タイムマシンで過去にさかのぼってお前をたたきのめしてやる、この鈴木(#゚Д゚)ゴルァ!!

って思います。

冷静に考えると、独裁国家が、政策決定→政策失敗→失敗だと不満を言った者に制裁という流れになるのと同じで、

ムチ決定→子供が泣き喚くと言う失敗→泣き喚かないようにさらにムチという流れになったのでしょう。

そんなわけで、ムチをされても痛みに耐えていたのですが、その耐え方が反抗的というわけの分からない理由でさらにムチされたこともありました。

ムチをされても笑顔(o^ー^o)でありがとうございました。と言うようにならなければいけなかったわけです。

そういう態度を見て、親はムチは効果抜群、さすがエホバの教え♪と思っていたらしいです。

今思えば、いい大人がそんな浅はかな考えしか持てないことに驚きです。

もっとも、物事を深く考えられないため、宗教にはまったのだから仕方ないかもしれませんが・・・。

2010年11月 8日 (月)

ムチその8 ~記憶の断片~

「ムチでたたいて、サタンを心の中から追い出してやるぅぅぅ」

と叫びながら、何十回もムチで叩く母親を見て、

「サタンが憑依しているのではないか」と思ったことがあります。

もちろん、火に油というかガソリンを注ぐことになるので、言いませんでしたけれど。

「○○が悪いことってわかった?」と言われ「判りました」と答えると、

「じゃあ納得済みの罰としてムチね」となりました。

「やっぱり判らない」と答えると、

「判らせるためにムチね」となりました。

今思えば、教え諭すことの意味を判ってないお前にムチをしたいよ(#`皿´)という感じです。

「千回ムチしてやる~」と叫びながら、ずーとムチされたこともありました。

さすがに死ぬほど痛いので、

「ごめんなさい、ごめんんさい、」

「もうしません、もうしません」

と泣いて必死に謝ります。

それでも、「千回ムチしないと治らないぃぃ」と言いつつムチを振り下ろされていました。

余程怒ってたのだろな・・・。

2010年11月 7日 (日)

ムチその7 ~2世が集まると~

「2世が集まると必ずムチの話になるっちゃね」と若き2世が集まった場で盛り上がっていました。

大学生になった頃、社交的な妹のつながりもあってか、姉妹たちと話すことが多くなってきました。

「いつまでムチされた~」とか「どんな理由でムチされた~」とか聞きあいました。

そして「本当にむかつくっちゃね」とか「自分はされてないくせにね~」とか共感しあっていました。

その中で驚いたセリフが「高校生までムチされていた」という女の子の発言です。

「お尻だしてたたかれてたの」と聞くと「うんw」って言ってました。

まさに現役女子校生お尻丸出し(;´Д`)ハァハァって当時は思いました。

話のネタとしては多くのエホバの証人の子供が共感できるということです。

つまり、それだけエホバの証人組織では普遍的にムチが行われていたということです。

中々統率力のある宗教です。

2010年11月 5日 (金)

ムチその6 ~ムチの終焉~

小学生の中学年になる頃、ムチの機会が減ってきました。

組織の方針も「叩く」ことから「教え諭す」ことに主眼が移っていきました。

何でも1993年のエホバの証人折檻死事件が原因だったとか・・・。

人柱になった方、ご冥福をお祈りいたします。

そのころ、ムチを受けた世代が奉仕の僕になったこともあり、公開講演でも

安易にムチをしないで教え諭すことが繰り返し強調されていました。

その組織の雰囲気の変化と、私自身が、自分を客観的に見て、ムチされないように行動すること、

また、親の意に沿わないことをして教え諭されていたときに、教え諭された感をかもし出すことができるようになったこと

が組み合わされ、ムチの回数は激減していきました。

しかし、妹と弟はまだムチされていました。

私が最後にムチをされたのは、新しい固定電話機の着信音確認ボタンを勝手に触ったことが原因でした。

小学6年生の夏のことでした。これをもって私に対する体罰としてのムチは終息しました。

2010年11月 4日 (木)

ムチその5 ~ムチの理由~

ムチの理由は最初、集会できちんと聞いていなかったこと、集会後に騒いだことでした。
しかし、小学生になるころには、男の子特有のやんちゃ、悪戯に母が怒ってムチをするということが多くなってきました。
さらに、母親の怒りのやつあたりとしか思えないムチも増えてきました。

例えば、小学生のときは外で遊ぶというのが基本でした。
私はいつも妹と遊びに行ってましたが、弟はまだ赤ちゃんで眠っていました。
外に行くときにドアを開けて閉めるのですが、音を出さないようにするのが小学生の腕力では困難でした。
市営住宅の鉄の扉は重たかったからです。
それでガチャンとなって、弟が目を覚まし泣くと
「待ちなさい」と怒って叫ぶ声が聞こえ、
「起きたじゃないのどうしてくれるの」とガミガミどなられ、
「お尻出しなさい」と何十回もたたかれ、その後、正座2時間というかんじでした。

とはいえ、小学生1,2年のときは、学校の先生から保護者面談で

「いちからしつけをやり治した方がいいですよ」と言われたこともあってか、ムチより、蹴る、殴る、叩く、押し飛ばす、正座といった古典的な体罰が増えてきました。

今思えば、子供が思い通りにならないことへの苛立ちをダイレクトにぶつけてきたのだと思います。

父は「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」と言ってましたが母は「一日中一緒にいたらイライラするのよ。私の気持ちがあなたには分からないのよ。」と実際に言ってました。

ときには、怒り狂った母による数十分におよぶムチというのもありました。そのときは、おしっこがでそうになったといい、中断させて、母の怒りをさめさせていました。

体罰の賛否は色々と意見が分かれるところですが、体罰を受けた身としてはお勧めできません。

なぜなら、体罰を与えた人へ恨みが残るからです。

母へのムチされたことに対するうらみはいまだに消えません。

2010年11月 2日 (火)

ムチその4 ~小学生時代~

                                                小Randoseru_2 学生1年生のときに母がバブテスマを受けました。

まだ時を同じくして「ムチは王国会館でしないように」という指示がでました。

一説によると、子供の泣き叫ぶ声を聞いた人が警察に通報したということです。

まさに( ^ー゚)♭ good job!

もちろん、組織はそういうことを言うことなく、

「王国会館は子供のしつけの場ではなく、神の言葉を学ぶ場だ」とか

「すぐにムチをするのではなく、子供になぜムチをされるのか納得させる時間、考える時間を与える」
ことが理由とされていました。

小学生になっても、集会中にジーとすることが容易になるわけではなく、

また集会後に騒いだりしているのが母の目にとまることがあり、

「帰ったらムチよ、理由はよく考えなさい」

と言われることがしょっちゅうありました。

もちろん、理由ではなく言い訳を考えます。

いかにムチを避けるかを必死に考えます。

おなかが痛い、頭が痛い、というように体調不良を訴えることもありました。

その場合は、熱があればムチ免除でした。

体温計をこすったりしていました。

また、母親が集会後におしゃべりに夢中になり、ムチ自体を忘れてしまうこともありました。

そのときは妹が「ムチなんでないの?」とかアホな質問をしていたため、ムチされる結果になりました。

また、父が帰っていれば、母親にムチされる前に、風呂に入れてもらったりしていました。
そして、ムチされる前に眠ってしまいました。

家に帰っても父が帰ってきてないときは、逃げ場がなく絶望的な気持ちになりました。

とはいえ、そういう言い訳してもムチをされまくっていました。

集会の帰りに「今日はムチない?」とわざわざ聞いてほっとしたりしていました。

このころは分会して、仲が良い友達とは会衆が別になったので、集会が単なる苦行になっていました。

家でどらえもんを見ていたかった(;ω;)

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